ローカル路線バス乗り継ぎの旅 第19弾 個人的レビュー
※ローカル路線バス乗り継ぎの旅 第19弾 個人的レビュー※
初見はリアルタイムで2015年1月のお正月です。
(大阪もお正月の放送だけは同時期なんです)
・・・が、視聴する側も体力勝負の3時間45分スペシャルです。
でも長く楽しめるということで個人的には大歓迎で嬉しいのですが。
ただコレをレビューに纏めあげるのは大変でした
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(2015/1 release)*2
-LINE UP-
Leader:太川陽介
Regular:蛭子能収
and
Narration:キートン山田
*オープニングの表記に準じてますが、
*2:TVの初放映時です。因みにDVDが2017/4にreleaseされてます。
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お馴染み3泊4日で今回は
といったような説明をする太川さんに対し、
蛭子さん『歴史を旅するんですね』 と大マジメに返すも
“ただそれ言ってるだけのこと、始まったら歴史なんか何も関係ない”
と自ら身も蓋もないことを言う太川さん(笑)
【高速バス限定の旅】で出演されてますが、
・・・と、話が横に逸れましたが、マルシアさん、
(大阪なだけに?)『バリバリやりまっせ』 と主張するも
『私、一日200歩しか歩けない』 といきなり歩けない宣言に不安がる男性陣二人。
(前回の野村真美さんの時とは真逆の展開ですね~)
では、いつも通り気になった場面をピックアップしつつ
何か意見等がある場合は軽く突っ込み・コメントもしますが、
あくまで個人的な見解のためあしからず<(_ _)>。
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■初日≪京橋~山科駅≫
―最初のバス停まで200歩以上―
地元なので、実際に歩いてみたんですが、
それを考えると実質的には<京橋>STARTだと軽く突っ込みたいところですが、
それはともかくこれだけでもう200歩は越えてますね~。
※ついでに言いますとすでにこのバス停は廃止されてます。
―面白くないんですけど―
・バス1本目の車内で
『お~い(怒) なんですか。蛭子さんって一言多いよね』
のっけから蛭子さんの毒舌が展開しつつ、<稲田車庫前>へ到着しますが、
この旅の中では比較的短距離ですが、
それでも “遠いよ・遠い” とにかく『遠い』を連呼するマドンナ。
試しに持たせて貰った男性陣、あまりの重さに
『途中で石でも拾ってきたの?』
『こんなの持って歩けないよ~』
『ココには化粧品が入ってる』
『化粧品なんていらねぇよ、顔大丈夫だよ!』 と突っ込む蛭子さん。
・徒歩で<鴻池新田駅>に到着。
今度は“おなか空いた”とマドンナの仰せで、
乗継時間が迫る中、急いでパンを買いに走る太川さん。
無事バスに間に合い、車内でパンを食べますが、“これが朝ごはん?”とマドンナ。
(これっぽっちか?と言われる危険を瞬時に察知したのか否かは定かでないが・・・)
“繋ぎだよ”と (上手く切り返す) 太川さん。納得のマドンナ。
・<JR住道>にて
地元の方から“アンタしっかりしいや” など厳しいお言葉を貰った蛭子さん。
無事次のバスの中へ逃げ込んだつもりで
『大阪のおばちゃん達にぎやか過ぎる』 とうっかりクチを滑らせる蛭子さん。
バスの乗客も含めて『周りみんな大阪だから、気を付けて』と突っ込む太川さん。
・京都方面を目指す一行。次のバス車内。
『京都観光がしたい』 『私、おもしろくないんだけど』 などなど
苦笑いの太川さんと蛭子さん。
・<萱島>へ到着。
乗継まで20分しかないも、近くの商店街へ。立ち寄った店で焼きイモを購入。
『やわらかいのがいいな』 とやんわりお願いする蛭子さんに
店の人に気を使ったのか 『文句言わないの(怒)』 と太川さん。
何もそんなに怒らなくても(笑)
―県境を素通り―
この間にいつの間にか京都入りしていたことに気付かなかった一行。
太川さん『バンザイし忘れちゃった』
その<新田辺>で<中書島>行をバスの情報を運転手さんからGET。
その運転手さんの嬉しそうな表情と説明の力強さが印象的でした(笑)。
・ただ<中書島>へ行くにも乗継の数が多くその道中、陽も傾き始め、
マルシアさん『暗くなったらやめるんでしょ?』
“バスがある限りやめない”と太川・蛭子両氏。
『やめようよ』 『やめない』 の応酬。
・その<中書島>から<醍醐>へ向かう車中。
辺りはもう真っ暗。朝7時から動いている様子で、
『明日2日目にはブラジルには戻れているよ』と話す太川さん。
・次のバス車中で、男性陣が途中下車すべきバス停に気付かず、
チョットした活躍もあり。
・次は<山科>へ。
歴戦のバス旅 猛者・太川さんと蛭子さんは元気で、
特に太川さんはまだまだ先に進む気満々。
『バスに乗る時間が短くて身体を休める時間がないんです』と
(ついつい歩きがなくバス中心だと楽に見えてしまいがちですが、 バス酔いしたり、腰が痛くなる人だっていますからね)
・20時過ぎ、16本ものバスを乗り継いで<山科駅>へ到着。
次のバスは<大津京>へ行けますが、今日のバスは終了、1日目も終了。
そして1日目の行程を振り返ったところ、バスの本数の割には思ったほど進んでおらず、
直線距離で4分の1には足りず落胆する一行でした。
(実際には遠回りしたり蛇行しながらの進行になるので、先が思いやられるといった感じでしょうね)
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●2日目≪山科駅~田烏≫
(<田烏>から<食見>へ宿の送迎車で移動)
ーHOT DOGー
・京都の<山科>からバス1本で滋賀県入り。
<大津京駅>から少し歩いたところにある<茶ヶ崎>バス停から
<堅田>までバスで北上出来ますが、
<茶ヶ崎>バス停を見つけ損ないバスを乗り過ごし。
約25分遅れの次発バスで<堅田>へ。
(7:18を乗り過ごし、次は7:44)
・琵琶湖西側を北上し、<堅田駅>に到着。
次のバスまで待ち時間に喫茶店で朝食タイム。
・・・といっても30分しかなく、
しかも思いのほか移動に時間を要してしまい、
大急ぎでホットドッグを食べて慌てて店を出る3人。
無事バスに間に合いました。
ホットドッグも口から飛び出ず、一安心(笑)
・<堅田>から約1時間弱で<細川>へ到着。
次のバスの時間待ちで鯖寿司の店を発見し入店。
美味しそうですが、でもさっきホットドッグを食べたばかりなのによく食べますね~。
でも魚系が苦手な蛭子さんはショウガだけでした。
―はしゃぐマドンナ―
・バスが無くなり歩き発生。
まだ琵琶湖の湖畔を歩きながらの為、まだ気が紛れる様子。
ただ写真を撮りたいやら、昨日<萱島>の商店街で買ったスカートを巻いたりと
何かと歩きを中断させるマドンナに
珍しく蛭子さんも『ねぇ太川さん注意してよ、時間取り過ぎ』
琵琶湖の水を触ってはしゃいだり全然話を聞いていない(笑)
-歩くより、Coffeeを-
案内所がなく、バスの運転手さんに直接聞き込みする太川さん。
ルートは2つ。
北上出来るのは<マキノ>。
遠回りになるが、福井県入り出来る<小浜>。
<マキノ>は途中でバスがなくなるそうで10kmの歩きが必要な様子。
太川さんは<マキノ>へ行きたい様子ですが、
距離が距離なだけに相手が相手なだけに『10kmはムリだよね?』
案の定『無理 無理 無理 無理 無理 何言ってるんですか!!』 と断固拒否。
それに便乗して蛭子さんも 『ムリ』 と言ってます(笑)
二人して拒否していることをバラしてしまいました
てなことで<小浜>行に決定。
まぁでもバス旅を長年観てるとついマヒしてしまいがちですが、
一般人の感覚で言えば当たり前な反応でしょう・・・
突然10km歩けと言われて簡単にハイとは言えないですよね~。
・<小浜>行のバス乗車まで17分ありませんが、
マドンナ“コーヒー飲みたい、喫茶店は?”
いやいや喫茶店はムリということで
太川さんなんと側にいた女子高生から自転車を借りて
コンビニへコーヒーをパシりに。
行きたいルートを拒絶された上にお使いまで。
なんとも気の毒な・・・
・そして福井県へ突入し、<小浜>へ。
観光案内所でルートを調べて貰いますが、
上手く繋がらないようで、
<近江今津>へ戻った方がイイのか悩み始めますが、
その戻るバスも逃してしまいます。
さらに粘った結果、
<田烏>迄は行けることが判明。
<田烏>から4km程歩いて
隣の若狭町へ入ると<食見>から<美浜>方面へ
乗り継げるバスがあることが分かります。
≪田烏~食見≫間の歩きを無くす為に
<食見>方面の宿から送迎して貰うことを提案する蛭子さん。
そうなると<食見>から仮に先に乗り継げる可能性があったとしても
それを捨てることになるためか否か、
太川さん少し冷ややかな視線を蛭子さんに向けてましたが、
結局その案で進むことに。
・そして待ち時間を使って送迎付き宿も確保。
<田烏>までバスで行って、
そこへ宿へ迎えに来て貰う予定となりました。
次の<田烏>へ行くバスの待ち時間で食事。
浮かない顔の太川さん。
“10km歩くと言っていれば<マキノ>方面を取っていた”
“今後もしそういうことがあれば何でも言って下さい”
“でも<小浜>へ直接バスで行けたのに
わざわざ10km歩くなんて選ばないからね”
-ムリ ムリ-
・<田烏>から送迎車で宿へ。
夕食の席で本日の反省会。
蛭子さん“1~2日目でまだこんなにモタモタしているのはよくない、
夜中になってもいいから明日は福井市までは行きましょう”
太川さん“一番先にこの辺で泊まろうとか言う人がよくそんなこと言えるね”
・出された食事が豪華で
海が近いので、採れたて海の幸が並びます。
しかも蛭子さんが民宿やら魚が苦手だと言うことも
事前にご存じで肉料理も出してました。
・それも束の間、
女将さんに明日<食見>のバス停へ送迎をお願いしたところ、
地域住民限定かつ高齢者向けの登録制のバスだったことが判明し、
乗車不可。落胆する一行。
しかし<世久津>まで約5km歩けば路線バスに乗車出来ると女将さんから提案。
モゴモゴ動き、それを見た蛭子さんが苦笑い。
太川さん『今の声に出して言ってみて』
マルシアさん『ムリ ムリ』
キートンさん『え~。そんなさっきはなんでも言って下さいって言ってたじゃないですか』
それを見かねた女将さんが<世久津>まで車で送迎してくれることに。
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◆3日目≪世久津~織田≫
(<食見>から<世久津>までは宿の送迎車で移動)
―Walking in the Rain PART.1―
・3日目の朝は、あいにくの雨。
宿からの送迎で<世久津>バス停より3日目START。
・次の行先は<美浜駅>ですが、バスは10:30で約2時間待ち。
9時半発だそうで、到底間に合いません。
しかもあまり本数が多くないようで、<美浜>発の9時半の次は何時になるか怪しい様子。
・雨の中、意気揚々と歩き出すもマドンナに異変が・・・
歩き慣れず腰の痛み、そして足もつってしまい思うように歩けず大ピンチ。
そんなマドンナの荷物を代わりに持ったり、励ましたりと色々気遣うリーダーの太川さん。
意外や意外、愚痴一つこぼさず平然と (勿論、ある程度は疲れているかと思いますが)
歩き通した姿を見て“蛭子さん、スゴイね”
これを機に自己を省みると共に蛭子さんや太川さんに対する敬意も備わり始め、
―Walking in the Rain PART.2―
・無事<敦賀駅>へ到着。
<福井市>方面を目指して次のバスは2択。
山間峠ルートの<新保>か海沿いルートの<元比田>
それ以降はいずれもバスが無く、徒歩区間が約8km発生。
道中、道の駅があるため、隣町で町営バスのある可能性を期待し、
何よりマドンナの体力面を考慮し、まだ歩きやすそうな海沿いルートを選択。
・昼食後、例の<元比田>までバスで行き、下車後、3日目2度目の歩きを敢行。
・しかしそんな中、トンネル内で工事区間と遭遇。
トンネル内部は狭く、車も通る中、歩きは危険だと判断。
結果、トンネル区間のみロケバスで移動。
トンネル出口から再び歩き出しますが、今度は道幅狭いカーブ道と
しかも霧で見通しも悪い場所とバッティングし、危険と判断、再びロケバスで移動。
そして道の駅へ到着。
ロケバスで移動した距離分を歩き移動時間に置き換え、
その時間は歩きを中断し約1時間の待機で時間調整したうえで再び歩きを再開。
15時半頃、無事<桜橋>バス停に到着。
午前中の歩きの際は歩きに不向きそうなブーツでしたが、
午後の歩きはスニーカーに変わっていました。
それもあってかどうかは分かりませんが、歩き通せたようで良かったです
・<桜橋>バス停の近隣にあった町の運動施設で一行は暖を取らせて頂けることに。
そこでお年寄り達のプレイするゲートボールを見学したり、
温かいお茶や焼き芋をごちそうになったりされてました。
バスの時間が近づき、地元の方とはお別れ。
マルシアさん『一瞬だけどさみしくなるね』
特に3日目は過酷だったこともあり、人情のありがたみを心底感じているようでした。
・先ほどの運動施設での待ち時間で<福井>までバスで行けることを確認していた太川さん。
バス時間の都合で最大は手前の<織田>までしか行けませんが、小さい町のようです。
次の<武生駅>に到着した時点で<織田>泊まりを想定し、
先に宿を確保しようと片っ端から携帯電話で連絡を取りますが、全滅。
結局バスの時間が来てしまい、宿も決まらないまま<織田>へ。
・<織田>に到着。
蛭子さんが近くの食堂で聞き込みした結果、旅館で3部屋を無事確保。
お礼にその食堂で夕食を取ったあと、宿の送迎車で宿泊先へ。
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▲4日目≪織田~??≫
-今更ですが、最終日です-
・早朝、まだ真っ暗な中、
宿の女将さんの車での送迎で再び<織田>へ戻って
バスの中で最終日のSTART宣言する太川さん。
(女将さんがハイテンションだったので、そのヒマが無かった様子です:笑)
・すっかり明るくなり<福井駅前>着。
バス案内所でルートを入念に確認。
その結果、<三国駅>から<湯の町>へ向かいますが、
<湯の町>からもバスは出ますがそこまで行くと
次の乗継まで2時間待ちとなるため、重複する手前のバス停で降りて
次のバスを捕まえる裏技で見事乗継成功。
県境に近くまで来ました。
-ここどこ?何もない!-
・バスが無いため、徒歩にて県境越えをし石川県へ突入。
<瀬越口>へ到着するも
次の<大聖寺>行のバスまで1時間半。
周囲に昼食出来そうな店もなく
蛭子さん“ここどこ?何もない!
出前を頼んで、そこのガソリンスタンドで食べさせて貰おう”
早速マジで交渉行くもやんわり却下。
(そりゃそうでしょう~ガソリンでも給油するならまだしも・・・笑)
代わりに約1.5km先に<月うさぎの里>を教えて貰い、
しかもGSの方が車で送迎もしてくれるとのことで
そして無事、昼食タイムとうさぎと触れ合い。
(ただし帰りはバスで<瀬越口>へ戻る必要有)
-YOU CAN BUS ~君にも歩ける~ -
<小松駅>まで行けるとの情報を得た一行。
ここ<大聖寺>で時刻は14:30。
もう1本早いバスに乗れると考えるも
ただその距離が長く4kmもあり、発車まで40分しかない。
議論の結果歩きの決断。
道中、蛭子さんと太川さんの会話。
『バスの停留所でこんなに長いのってあったけ?』
『特別なバスなんでしょ、キャンバスって。
あなたにも歩ける YOU CAN BUS!』
―リーダーはどこだ?―
・バス停の場所を先に確認するため、早足で一人先に駅へ急ぐ太川さん。
実際に分かりにくい場所にバス停があり、
太川さんが先に行ってチェックしてなかったら、乗り過ごしの可能性もありました。
ただ遅れて着いた二人が中々太川さんを見つけれず、
それでバスを乗り過ごしかねないハプニングがありつつも、無事乗車
・辿り着いた<小松空港>では、
このバス旅の影響でバスの運転手さんに転職したという男性の方と話をされてました。
・<寺井中央>で<金沢>へ乗り継げると聞き、ようやく<寺井>到着。
下車後、歩道橋を通って乗り継ぐバス停へ行きますが、
マルシアさんの足が完全にアウトになったようで、
男性陣二人が両脇で抱えて階段を上ります。
バス停チェック。ようやく<金沢>行きのバスがありました!!
これがGOAL<兼六園>を通れば旅は終わりですが。
果たして・・・
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第19弾成功です!!
ただ<金沢駅>行のバス一本では行けず、
<香林坊>で途中下車してもう1本乗り継いでのGOALでした。
『これか!』
『これだよ!これを味わいたい一心で頑張ったんだ!』
いつもハイタッチだけですが今回はハグも。
二人を両手に抱える太川さんが、なんだか恩師みたいに見えます(笑)
正月スペシャルにふさわしいドラマティックな展開で
とても見応えがあり面白かったです!
初日、2日目のレギュラー陣とマドンナの噛み合わなささから
3日目以降GOALに向かうにつれ、
チームとしての一体感が
徐々に出来上がっていく過程が個人的には見どころだったかと思います。
いつもはマイペースで自由人な蛭子さんが
今回はマドンナのフォローにも回るといった珍しい回でもありました。
太川さんはバスルートを検討・選択するだけでも大変ですが、
その上、チームを纏める役割もいつも以上にも増して
大変だったかと思われますが、
それだけに無事GOALが出来、見事苦労が報われて本当に良かったです。
また次回!!