ローカル路線バス乗り継ぎの旅 第13弾 個人的レビュー
※ローカル路線バス乗り継ぎの旅 第13弾 個人的レビュー※
2018年になり、
もう早くも6月ですが、
まだ今年に入っての3本目のレビューで
番組の放送タイミングと同じ位の更新頻度になりつつあります(苦笑)
で、この第13弾は私がバス旅を知るきっかけになった回で、
たまたまチャンネルを合わせたら、この番組が放送されてました。
ところどころ見入る瞬間はありましたが、
途中からだったので、そんなに真剣には観てませんでした (^_^;)
むしろ途中で飽きてチャンネル変えたり戻したり、居眠りしながらの視聴でした。
たまたまの視聴でいきなり3時間半は長過ぎます(笑)
なので当時、細かい内容は殆ど覚えてなかったんですが、
ただ面倒臭がりのイメージしかなかった蛭子さんが
真剣にミッションに取り組んでる姿だけが、
とても珍しく新鮮で印象に残りました。
(ちなみに共演の 田中律子さん は知ってましたが、太川さん に関しては、この時は誰って感じでした...)
それが何となく気になり、
偶然すぐ第3弾の再放送があることも知り、
録画して一から視聴してこの番組にハマりました。
その結果、キチンとこの13弾の視聴が出来てなかったのが、
残念だったんですが、
翌年の正月に運よくこの13弾が再放送され、
無事視聴も録画も出来ました。
でもそれ以降、事情は分かりませんが、
残念ながら地上波でもBSでも再放送がありません
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★東京~新潟 ローカル路線バス乗り継ぎ人情ふれあい旅★
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13弾は3時間半スペシャルで
しかも史上初の正月特番として放映されました。
今回のマドンナは田中律子さんです。
ちなみに田中さんは現在、徳光さんのやっている
別のバス旅番組にレギュラーで出演されてます。
(賛否両論があるみたいですが、
個人的には別に いいじゃないと思ってます。
何度か視聴したこともありますが、割と面白かったですし、
田中さんが、バスの運転手さんに聞き込みしてる姿を見て、
バス旅で得た経験を活かしてるようで素直に微笑ましいと思いました。
バンドにでも例えると脱退した元メンバーが、
似たジャンルの別バンドへ加入したあるいは
NEWバンドを結成したみたいな感じですかね?
あぁ、違いますか?)
ムートンブーツを履き歩く気満々だと豪語する田中さん。
この靴の話で自然と蛭子さんの靴へ視線が行く太川さん。
まさかと思いきや
『あーっ!!なんか見覚えのある靴だ!!』
なんと前回、第12弾 にてボンドで応急処置をした壊れかけの靴を
そのまま今回も履いてきた 蛭子さん。
『まだ履いてんの!?』 と激しく突っ込まれます。
『思いのほか接着剤の着きが良くて・・・』 と 蛭子さん。
(因みに靴の件は後に放映されたマドンナ大集合(2015) の時にVTRでも触れられてたのですが、
残念ながら12弾のみで、この13弾については完全スルーされてました。
絶対2つセットでまとめて取り上げるべきだと思うんですがね~。
大笑い間違いないのに。
ただ13弾自体が半ばお蔵入りに近い状況のようなので
大人の事情で致し方無かったのかも知れないのですが・・・もったいない)
では、いつも通り、印象に残っているシーンや好きなところを
好き勝手気ままにダラダラと触れていきます。
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■初日≪新宿駅西口~熊谷駅≫
・今日の目標について
『(埼玉)<大宮>位までは行きましょうよ』 と 田中さん。
男性陣二人に『そんなことしてたらGOAL出来ない』 と突っ込まれます。
・他の番組で10年来の付き合いだと言う蛭子さん と 田中さん。
『蛭子さんのことは良く知っている、全然変わってない。このまんま』 と 田中さん。
前回12弾の加藤(紀子)さん と 蛭子さん と共演歴が長いけど、
加藤さん 曰く 『いや~全然知らないな』 と言ってたのとは対象的。
・バス車内では、
まず田中さん堀越学園出身で、
ちょうどバスがその前を通り、
オーディションで芸能界入りをしたとお話され、
続いて太川さん
<赤羽>か何かでサイン会をやったところ、まったくの閑古鳥状態だったのが、
その次にサイン会を実施したところ、ファンが殺到して中止命令が出る状態になり、
人気が出たことを実感した。
蛭子さん40年漫画家やってるけど、40年間ほとんど売れてない。
・・・等々会話をしてました。
・『温泉に泊まりたい』 と田中さん。
『じゃあ1泊はそういうところへ泊まれるよう』に
便宜を図ってくれるという太川さん。
(この時は、そんなのないない!自分で掘れ!って言ってました:笑)
・初日は歩きは殆どなく、都会のためか
バスがこれでもかというほど繋がったものの
<熊谷>で終わってしまいました。<大宮>と同じ埼玉でした。
<東&西川口>周辺でグルグルのロスが大きかったのかと思われます。
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●2日目≪熊谷駅~伊香保温泉≫
・朝の<熊谷駅>。
紙コップにコーヒーが入った紙袋を手に持ち、
知らず知らず振って歩いたようで、
中身が飛び出てしまい、それを太川さんに注意され
『怒られるからやだぁ~』と蛭子さん。
すかさず 『分かった!今度から液体は私が持つから』 と 田中さん。
まるで親子3人みたいな愉快なやり取り。
・徒歩区間を挟むも、ようやく<埼玉>から<群馬>にバスで県境超え。
おなじみ十八番の蛭子さんの『国境を超え』
田中さんに『ずっと日本だからね』と突っ込まれる定番のやり取り。
・久しぶりにトイレ後に洗った手を服で拭く蛭子さんのシーン登場。
たしか8弾あたりで、一度ハンカチを持参してる場面があり、
その後、トイレ後の蛭子さんのシーンも全然無かったので、もはや改善されたのかと思いきや、
太川さん が 田中さん に『番組名物トイレ後蛭子』 と事前に期待を煽ってたところをみると
単に放送されてなかっただけで、ハンカチで手を拭いてた時期はほんのわずかで
すぐに服で手を拭くスタイル戻ったかと思われます。
・バス車内で一人暮らしの女の子と遭遇。
田中さんの『一人暮らしを始めたらパパがついてきちゃった』までは
面白く聞けましたが、
『楽しくおしゃべりを楽しみながら・・・』 的なナレーションが挿入されましたが、
お母さんのありがたみが分かった?的な・・・の話は、
仮に分かってたとしてもたまたま乗り合わせた人にするには、
チョット重いというか余計なお世話かなとは思えますかね~(ごめんなさい<(_ _)>)
・2日目は、<渋川駅>で実質、打ち止めですが、
ただ<伊香保温泉>が近く、しかもバスで行けるということで
『温泉へ行こう』と提案する太川さん。
念願の温泉宿での宿泊に盛り上がる田中さんでしたが、
『いい旅館に泊まろうよ』 と 田中さんに突っ込まれ、
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◆3日目≪伊香保温泉~貝掛温泉≫
次のバス待ちの為、ベンチで朝食を摂る3人。
蛭子さんはあんぱん。
蛭子さん、自宅ではあんぱんをオーブン トースターで
焼いて食べるそうですが、
その話の際にオーブン トースターと言うべきところを
『オープン トースター』
と言い間違えてしまった蛭子さんにバカ受けの太川さん。
過剰過ぎるリアクションにキートンさんも
『そんなに笑わなくても、ねぇ蛭子さん』 と珍しく(?) 蛭子さんを擁護。
実は<渋川駅>に戻る前の温泉宿で太川さんが、
朝にカーテンを開けず窓の景色を見なかったことを
蛭子さんに激しく突っ込まれるシーンがあったんですが、
それに対するささやかな仕返しだったんじゃないか、と私は邪推します👿
ちなみに根拠は全くありません(笑)
単純にそこまで面白いかーっ??てなだけです。
まぁ笑いのツボは人それぞれなので、
ガチだったらそれはそれでイイかな~と思います。
・路線バスの街<沼田>へ到着。
↓↓
(例の温泉宿のスタッフさんから蛭子さんが仕入れた情報)
期待を膨らまし、営業所で聞き込みするも
<猿ヶ京>から先、あと1本はバスに乗り継げるも
その後、県境を超えるバスがない、歩き確定の状況に。
しかも次のバスまで3時間半の待ち時間も発生。
<猿ヶ京>で時刻表を再度確認するも同じ状況で、
気分を切り替えて観光モードに。
民話と紙芝居の家という施設を発見し、そこへ向かってみる一行。
田中さんの『紙芝居~』『よくきたむし』とつぶやく(?)のが、
何となくツボにハマって好きです(笑)。
ただ残念ながら休館日で見れず。
蛭子さん『行こ!』
太川さん『はや!』
残念がる太川さんと田中さんに
『気分的に紙芝居見る気がしないでしょ』 と 蛭子さん バッサリ。
・赤屋湖畔で昼食タイム。
田中さん と 太川さん は名物的な物を注文し、
蛭子さん は(十八番の)トンカツですが、
カメラが回っていることを意識していないかの如く、
箸で掴んだカツをすぐ口に運んでしまい、
『見せてよ~』 と二人から突っ込まれたり、
レモンを絞ろうとしたら、手が滑ってレモンを飛ばす蛭子さん。
(グルメ主体ではない編集がナイスですね~)
・待ち時間を経て群馬県側最後のバスに乗り、<永井>で下車。
<群馬・新潟>との県境、三国峠にある三国トンネル向こう側の
宿の送迎車を期待して歩けるところまでは歩こうと山歩きを敢行。
日没を迎え、ついにトンネル前まで到達しますが、
トンネル内部は歩道スペースが
確保されているとは言い難く
明らかに徒歩で抜けるのは危険。
これ以上の前進は諦め、
作戦通り予め<猿ヶ京>で得た情報を元に
宿の確保と送迎交渉の為、コンタクトを取りますが、なんと全滅!!
危機に陥りかけますが、
田中さんの機転で、近くにある知人の温泉宿から送迎に来て貰い、
ピンチを切り抜けます。
・そして食事タイム。
太川さんの後ろの席に座っている方々はスタッフさんですかね?
違ったらすみません、何となく気になったモンで(^_^;)
さておき、やっとの思いで最後の県、新潟に入ったものの、
直線距離(?)にしてまだ半分近くの距離を
残してしまったことに落胆する3人。
その後、宿の方も合流して、一緒に食事。
女将さんから明日、おにぎりを作ってくれるということで、
少し元気を取り戻した様子でした
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▲4日目≪浅貝上~万代シティバスセンター≫
※(<貝掛温泉>から宿の送迎で三国トンネルの出口からもっとも近いバス停<浅貝上>からSTART)
・前日とは打って変わって、バスがガンガン繋がりますが、
蛭子さん 『そんな簡単じゃないんだよ~』
・それとは裏腹に順調に乗継を重ね、
<小出>に到着し、次の情報を得に案内所へ。
『食べるおじやと<小千谷>は違いますよね?』
太川さんから突っ込まれますが、
案内所の方に 『ジョーダンも挟まないとね』 とフォローされます。
一つの器に3人分盛られた蕎麦を見て蛭子さん困惑気味。
『特に数は決まってない、適当で』
『何?一人いくつまでか決めたいの?』 と太川さん。
『決めたい実は。でもまぁいいや』 と 蛭子さん。
・<東三条>へ向かうバスの車内で、次のバスについては運転手さん聞かずに
バス停を直接確認して発見するんだと盛り上がるも
(4日目は順調な乗継の連続で舞い上がってたんでしょう。現実はそんな甘い物では無かった)
蛭子さんが降車時に次のバスの接続を聞いてしまい太川さんからブーイング。
<新居田>と言う地名を知り、これが結果として先へ進む大きな糸口に。
・一旦は<新居田>の件は横に置き、
<加茂>経由で<白根> → <新潟>で乗継がないかを案内所でさぐるも
時間の関係でうまく接続がなく、
そこで再浮上した<新居田>で勝負を賭けることに。
その<新飯田>へ向うバス車中で、
まずは先に太川さんが次のバスの接続の確認を運転手さんに試みますが、
バスはもう無いと言われ、
選手交代で今度は、蛭子さんが別の角度で運転手さんに大きく食い下がります。
それが結果、<白根>へ向うバスを発掘し、
さらには<新潟>へ繋がる可能性も再度浮上。
・そして<白根>へ向かう車中。
『もう気持ちがジェットコースターのように上がって下がって』 と 田中さん。
当初、想定していた<白根>へ向かえるようになったにも関わらず、
『もう何も考えられない』 と 太川さん。
そして 『バス会社同士の連携が全然、取れてないよね』 と 蛭子さん。
『よそのマンガ家が今、何を書いているのか知っている?』 と的確な太川さんの突っ込みに
『ごめんなさい、知りません。そんなモンだよね。』 あっさり前言撤回の マンガ家 蛭子さん。
そして<白根>でようやく<新潟市>に入れるバス停を発見!!
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そして第13弾GOALです!!
4日目の怒涛の追い上げと最後の粘りの結果で見事に成功しました。
最後のバスのアナウンスで『そうです万代にあったのです』
と流れたんですが、これは謎。
色んな意味で蛭子さんが大爆発(活躍)した回でした。
終盤、<新居田>という地名を蛭子さんが運転手さんから 引き出してなかったら、
どうなってたか分かりませんでした。
(<東三条>の案内所でのやり取りを観直しましたが、
案内所の方から<新居田>の地名が自発的には出て来なかったですからね)
そして特に<新居田>へ向かうバス車中での蛭子さんの粘りが熱く、
この13弾に関しては、蛭子さんのおかげで
GOAL出来たと言っても過言ではないのではないか、と思っています。
エンディングで 『今回、本当にやってて面白かった!』 とおっしゃてましたし、
とても見応えがありました!
もう一つのハイライトとなった
3日目の三国峠を越えるのに
<貝掛温泉>の宿泊と送迎車を利用したことについては、
仕込みやヤラセ等の疑惑で賛否両論があるようですが、
後に放映されたバス旅の総集編マドンナ大集合(2015)で13弾を振り返る際、
この場面も取り上げられていました。
そっと触れずにおくことも出来たとは思いますが、
あえてコレを放映することで
そういった疑惑の声を少しでも払拭したい
意図もあったに違いないと(個人的にはそう)思います。
それはともかく、
そもそも場所的に危険だし、暗いし、
しかも雪の降る山中で寒いわで、
命の危険性もあるので、宿の確保出来て良かったと思います。
あと気になったのが、
その三国峠へ向う前の<猿ヶ京>での長い待ち時間を経て、
ようやく<永井>へ移動した際のバス乗車時間がたったの10分ほど。
素人考えで、
これならゆっくりでも歩いた方が明るいうちに
三国峠を越えられたのでは(?)と一瞬思ってしまったんですが、
そもそもトンネルのあの狭さを考えると明るい暗いに関係なく、
徒歩で超えること自体が困難で
結局は行き詰った可能性が高そうです。
それに明るいと宿の送迎を利用するのもムリがあるし、
そこも考慮し、総合的にあの作戦になったのかなと思われます。
で、田中さんの最後のセリフ、『芸能生活で一番辛い仕事でした』 は、
この3日目の三国峠越えの体験や4日目の
GOAL直前の緊迫した展開等がそう言わせたのかなと思います。
正月特番にピッタリな展開でドラマティックで
田中さんと蛭子さんとの相性もスゴクよかったので、
再放送されないのは本当にもったいないですね。
ではまた次回。