ローカル路線バス乗り継ぎの旅 第20弾 個人的レビュー
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(2015/06 release)*1
-LINE UP-
Leader:太川陽介
Regular:蛭子能収
and
Narration:キートン山田
*1:TVの初放映時です。
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今回は第3弾以来の北海道で10弾以来となるチェックポイント制を導入。
記念すべき第20弾でハイテンションの太川さんに戸惑う蛭子さん。
蛭子さんの服装を見て“最近おしゃれになってきたね~”と話す太川さん。
カラーも太川さんがチョイスしそうな感じで、
蛭子さん『なんか太川さんに似て来た』
『やめてよ!』 と突っ込む太川さんのブルーのシャツがカッコイイですね
こち亀こと【こちら葛飾区亀有公園前派出所】のアニメのヒロイン役でお馴染みでした。
では各日ごとに個人的に印象に残ったシーンの抜粋や
何かあればコメントをしていきたいと思います!
・・・が、コメントについてですが、あくまで個人的主観の為、ご了承下さい<(_ _)>
★は短縮版ではカットされているシーンです。
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■初日≪洞爺湖温泉バスターミナル~浦河ターミナル≫
-意外とテクニシャン-
★漫画家なのに“マンガを書くのキライ、テレビの収録が楽”と蛭子さん。
“みんなマジメにやってるんだよTV”と太川さん。
“どうしたら面白くなるかを考えてないふりをして
実は考えているのだよ”と蛭子さん。
『嘘だよ~』 と太川さんに
『(俺は)意外とテクニシャン』とのこと。
-笑える味-
・バス2本でチェックポイントの<地球岬>に早くも到達。
ただしチェックポイントまで最寄りのバス停から離れている為、徒歩は必要でしたが。
到達した証拠(?)写真を撮ったあとの一行は、
事前に買った駅弁を食べたり、観光に来ている方々とふれあったりされてました。
★焼き鳥など変わった具の入った室蘭まんじゅう なるものを
★バスの車窓から見える車庫に止まっているたくさんのバスを見た
蛭子さんのコメントが『バスの墓場』
“キレイなバスばっかりじゃない、何言ってんのよ”
“まだまだ現役っぽい”とお二人に突っ込まれてました(笑)
-熊牧場での決闘?-
・<登別>に向かいます。
★<登別>と言えば温泉ですが、
そういえばSTART直後の車内の会話で
“ウチにも温泉の素が家にあるよ、登別とか白骨とかね”
といった話で盛り上がる太川さんと森尾さんに
蛭子さん『ただ適当に名前を付けてるだけだよ、米のカスとか入れてね』
みたいな話をされてました。
・その<登別>で
バス待ち時間を利用して温泉ないし、足湯をしようとするもそこまでの時間はなく、
思いがけず熊が見れる牧場があるとのことで急遽 熊牧場 へ。
ガラス越しに間近で見た熊の大きさに圧倒される一行。
蛭子さん『くまモンを想像してたらダメだね。こりゃ闘えないね』
-ドツン!!-
・到着した<苫小牧>の案内所でバスルート調べる一行。
想定の目的地のバスが特急で高速に乗ると言われたり、
やっぱり乗らないと言われたりのやり取りで一喜一憂の連続の一行でしたが、
ひとまず無事に次の<浦河>までのバスルートを確保。
(上記のサブタイトルの“ドツン”はその際の森尾さんのコメントから)
・安心した一行は、バスの待ち時間を利用して食事。
偶然太川さんが大昔に一人旅で立ち寄ったお店であることが発覚。
その訪問当時の写真を店の方に見せて貰い、
蛭子さん『本当にアイドルだったんだね』に
ドヤ顔の太川さん『思い知ったか』
・次の<浦河>バスは3時間近い乗車で
“今日中に (次のCポイント) 襟裳は厳しいな”と話す太川さんに
『襟裳は森進一が “ここは何もない町です~♪”と唄ってたような気がする』と蛭子さん。
―もうこれ以上歩きたくないんだ!―
・すっかり真っ暗になり<浦河>の町へ入りますが、
中々バスは終点に着かず。
終点は<浦河駅>だと思い込んでいた様子で
<浦河駅>周辺にあるホテルへ泊まる想定なのに
バスは町の中心を過ぎ再びドンドン寂しいところへ。
結局<浦河ターミナル>まで行ってしまう失態。
2kmを徒歩で戻るハメに。
・雨の中の歩きでようやく町へ戻ってきた一行は
バス停チェックをしたところ、まだ次の<様似>行が20:19を発見。
距離的に大して進まないうえにホテルもなさそうなので、
『こんなもん行ったら大変だよ』 <浦河>で泊まり決定。
とは言えまだホテルが確定したわけではなく、
地図で見たホテルへ交渉に行きます。
蛭子さん“頼む!あってくれ!もうこれ以上歩きたくないんだ”と
悲痛の想いで交渉へ。結果、無事部屋確保。
・夕食タイム。
太川さん『どうだった?一日目』
森尾さん『もう帰りたい。マジ帰りたい。絶対帰りたい』
最後の雨の中の歩きで心が折れたそう。
名物の*焼きとん (焼き鳥の豚肉VERSIONのような物だそう) を食べて、
明日の目標を<釧路>に設定。
*(どうでもイイことですが、漢字にすると焼き豚になってチャーシューになる、
字面から 到底 焼き鳥みたいな料理とは思えない~なんてことを書きながら思いました)
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●2日目≪浦河5丁目~陸別≫
-おかしいでしょう-
・バス1本目。
★乗り合わせた乗客の学生さん達に
<様似>から乗り換えのバスについて尋ねますが、
あるようなないような
太川さん『嘘でもいいからあると言って』 懇願(笑)
・その後、小学生のお子さん達が入れ代わりで乗車。
その中で<エンルム岬>を
教えてくれた野球帽の小さい男の子がカワイイですね~。
・<様似>着。
<襟裳岬>へ行けるもいきなり2時間待ち。
森尾さん『おかしいでしょう』とふくれっ面。
・その待ち時間で一行は朝食はコンビニで調達し、バスの待合室で食事。
こういうのを映像で見ると無性に食べたくなってしまいます
・食事が終わってもまだまだ時間があるということで
観光案内所で<エンルム岬>が<襟裳岬>以上の絶景だと紹介され向かうも
距離がありそうだと断念。
近場の海へ向かいますが、
海岸で初日に続いてまたコケる蛭子さん。
ズボンがびしょ濡れ。
★その後、町役場で休憩させて貰ったり、
<様似>の副町長さんが登場されたりで
町をあげて歓迎されてました。
―宇宙モンスター??―
・2つ目のCポイント<襟裳岬>に到着。
次のバスは3時間半待ち。
まずは風を体感出来るという風の館という施設へ。
風圧で人相が変わった(?)蛭子さんを“怪しい生き物”呼ばわりする太川さん。
風を受ける態勢といい確かに宇宙怪獣みたいでした(笑)
結局太川さんも参戦。
★その後は展望台にも、望遠鏡を覗いたり、
・そのあと食事タイムや周囲を散策。
-この人助けてやってよ-
・<襟裳岬>から<広尾>を経由し
次は<帯広>へ向かいますが2時間半の長時間移動。
そのバス車内で塾へ2時間半掛けて通うと言う中学生の男の子達と乗り合わせ(近所に塾がないそう)。
“将来、人助けをしたい”ということで“医者になりたい”と話す中、
それを聞いた太川さん、蛭子さんを指さして『この人助けてやってよ』 と軽いボケ。
蛭子さん『考えが変わらないことを祈る』
―明日は根室(眠ろう)―
・<帯広>着。
次のCポイント<納沙布岬>を目指す為、
<釧路>へ向かうルートを探すも東を向いて走る路線が乗り継いでもないそうで、
てんで方向違いの<陸別><北見><網走>へ大きく北上し、
<網走>から<釧路>へ南下する必要があるとのこと。
その<陸別>へ行くのにも3時間。
★<陸別>へ到着する頃には夜11時近く。
太川さん“20回目で改めて痛感するこの番組の過酷さ”
・そのバスへ乗車前に食事を済ませたため、
いつもの地図を見ての締めもバス車内で。
蛭子さん『明日は眠ろうかと思った』 聞き違い。
でも蛭子さんの場合、明日はでなく、明日 も 眠ろうですよね~
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-バスにただ乗るだけ?-
・バスで乗り合わせた乗客との会話で
“どこへ行くんですか?”と尋ねられて
“ただバスにずっと乗るだけ?”といった反応に
太川さん『ただバスに乗るだけと言われると寂しいよね』
(バス旅ファンの目線から見ても寂しいですね~(^_^;)
直前の夏冬の寒暖差の話は盛り上がってましたが:笑)
-迂回先でゴメンなさい-
・<陸別>からさらに北上して<北見>へ到着。
<北見>から<釧路>から直接行けることが分かり、
安堵するもまたしても3時間の長時間移動で一同愕然。
次のバスの待ち時間で朝一の喫茶店にて朝食タイム。
<広尾>から<釧路>目指してたのに
てんで方向違いの<北見>に来た一行に
お店のマスターさん『何も北見へ来ることないのに珍しいなと思ったんだ~なるほど』
太川さん『すみません、迂回先で』 といった会話をされてました。
モーニングのセットの肉じゃがが美味しそうでした♪
-意外とテクニシャン:PART2 ~人として~ -
・ようやく<釧路>を経由し、<根室>方面へ向かうも
度重なる長時間バス移動で疲労の溜まる一行。
森尾さん“自己との戦いですね、精神をキチンと保てるのかどうか。人として”
太川さん“それとも何も考えないか”
その指先を差す方向で穏やかに眠る蛭子さんを見て
森尾さん『色々細かく考えてらっしゃると仰ってたけど全然そうは見えなかったな』
-さよならパックマン―
夕陽が綺麗です。
太陽に少し雲が掛かっていて
太川さん『太陽に十字架が現れた』 のコメントも
その夕陽に向かって森尾さん『また明日ね~』
蛭子さん『明日は来ないよ』 『太陽に言ったの』
・<納沙布岬>をクリアして
<根室>へ戻りましたが、もうバスはない為、泊まり。
これが本当の<根室>で眠ろうですね (しょうもないことでゴメンナサイ)
・夕食タイム。
明日は最終日。
太川さん『ちゃんとGOALしますから』
森尾さん『着いていきますよ、蛭子さん』
その言葉に頷く蛭子さんですが
『俺も (太川さんに) 着いてくんだけどね』
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▲4日目(最終日)≪根室駅前ターミナル~??≫
・番組終了まで残り10分以下
・4日目START時点で放送時間が殆どなし。どうなるんでしょう?
・下車するバス停を間違えたりのミスや
チェックポイントへ向かう為の歩きはありましたが、
今回バス路線のない区間を繋ぐ為の徒歩がない旅で
こんなのは珍しいと車中での会話。
森尾さん『観る方もきっとバスばっかりと思っていらっしゃる』
蛭子さんの『バス旅なのにバスばっか乗ってんじゃねぇよ』は名ゼリフ。
この番組の実状を巧く捉えた名言でしょう:笑
無ければ大きく迂回するかもしれない。
そんな不安と期待の入り混じる中<中標津>へ到着しますが
果たして・・・
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第20弾見事GOALです!!
しかもGOALへの到達時間はAM11:20
移動距離は1120km。
いずれも新記録達成。
(感動する太川さんと森尾さんでしたが、蛭子さんは爆睡中でした:笑)
久しぶりのチェックポイント制は異色な回でもありました。
結果的には
いつものように次のバス停を目指す為に歩くといった展開がまずなく、
そのスリル感は少な目でしたが、
その意味では、
大きくルートを迂回した≪帯広~陸別~北見~釧路≫方面への乗継などは
最大にして唯一の山場でした。
滅多にない長距離・長時間移動で車内での面白い会話の数々や
待ち時間で観光的要素も色々あり、景色も素晴らしく、
普段ない要素も色々とあり楽しかったです。
マドンナ・森尾さんの程良く毒の効いたコメントは
どれも面白くツボにハマりました!
腰は本当に大変そうでしたが・・・
では次回21弾のレビューで(^^)/。